映画『国宝』
ちょっととりあえずみなさん映画館に行ってください。けやきのユナイテッドシネマで今ならデカスクリーンで見ることができます。
大河ドラマ『べらぼう』で主演の横浜流星くんが出ているとあって、見たいな~と思いつつなかなか行く時間が取れなかったのですが、今行かないでいつ行くんだよってことで6/19(木)レイトショーでポップコーンとカフェオレを携えて見に行ってきました。

今まで映画を見てきて、いろんな感想を抱きましたが、この映画、見終わってすぐには感想を述べられないとんでもない作品でした。
見ている最中は、あれやこれやと考えながら見ていたのに、いざ見終わってみると思考が停止状態。「圧巻」という言葉がまさしくふさわしい映画。
3時間本当に上映してた?
スクリーンに視線が引き寄せられて、飽きる時間など一秒もなかった。
途中からボロボロ涙も溢れてきて、止まらない止まらない。
芸というものに全てを捧げた人間の生きざまをこれでもかと見せつけられ、感動でうち震えましたでございます。
酸いも甘いも味わって国宝にまで登り詰めた喜久雄の老成具合が本当によくて、吉沢亮恐るべし。そのライバルの横浜流星くんも食われることなく対等に演じきっていてスタンディングオベーション👏👏👏
吉沢亮くんのことはこの世で一番美しい顔面だな~はー顔面国宝国宝~東リベのマイキーよかったな~ぐらいの浅~い解像度だったのに、ガラリと見る目が変わりました。浅くてすんませんでした。大河ドラマも見ていたらよかった……とも思いました。
横浜流星くんに関しても『べらぼう』で演技をちゃんと見たのが初めてだったので、彼もまた真摯に役に向き合っているのを感じました。何様よ。
これはもう一回映画館で見たいし、小説も読みたい。本当に素晴らしい映画だった。ということで翌日小説を買いに行きました(チョロい)
そしてエンドロールで流れる曲もいいのよ。King Gnuの井口さんが歌ってるんだけど、声がこの映画とメロディーと非常に合いすぎて普通にまた泣いたよね。人間って感極まると泣くんだと知りました。人間勉強中です。
さて、2日ほど経ったので少し感想が述べられる感じがします。個人的に「アッ」ってなったのが、喜久雄がスキャンダルを起こした理由を俊介が問うシーンです。私は喜久雄が後ろ楯を失って、行き詰まり、自暴自棄になったのかと思っていたのですが、もしかしたら本当は俊介に自分が奪ったものを全て譲ろうと思った上で動いたのではないかと思ったのです。
喜久雄は何も言っていないので、真相は誰にも分かりませんが、何となくそう思いました。でなければ「覚悟を決めた」とは言わないような気がします。
小説はまだ第一話のみ読んだのですが、ミミズクの刺青を入れた理由が「受けた恩を返す」のであれば、上記の感想も強ち間違いではなさそうです。
それからもうひとつ。かなり辛かったシーンが襲名披露です。どんなに目をかけてもらって、尽くしたとしても結局は血の繋がりに勝てるものなどないのだとまざまざと突きつけられたあの「俊ぼん」というひたすら名前を呼ぶあのシーンはもうめちゃくちゃ辛い😭あの場で動くこともできず「すみません」としか言えない喜久雄の気持ちが痛いほど伝わってきました。書いてて泣きそう。今モスバーガーで書いてますこれ。落ち着け私。
喜久雄は最後まで俊介に父が最期に俊介の名前を呼んだことを言わないのだろうなと思いました。言えないというより言わないと思います。
個人的にですけど春江の心理も知りたいです。私と全く違うタイプの女の子なので、なぜそうしたのか、二人に対してどう思っているのか聞きたい笑インタビューさせてほしい😌
さて、こんな長々と書くつもりは全くなかったのですがいつものごとく文字数が多くなってしまいました。とにもかくにも是非みなさんデカスクリーンで上映しているうちに『国宝』を見に行ってください。平日のレイトショーは人も少ないので泣き放題ですよ☺️
小説の『国宝』も読み終わったらまた感想を書こうと思います覚えてたら笑
それではみなさま、群馬の夏を乗り切りましょう🏄
コメント