対照言語学って大事なんだ。ということを知った話。

 明けましておめでとうございます。

 こんにちは、日本語教師の佐藤です。

 昨年は年末年始の特別手当て目当てにバイトを入れて帰省しなかったので、今年は帰省しました。やっぱりお正月には「いかにんじん」と「豆数の子」を食べないとダメですね。帰省しなかったことを非常に悔やみました。

今年はこれをずっともぐもぐしていました。
ありがとう母。

 大人になって「いかにんじん」の「にんじん」の方をよく食べるようになったりして、おいしいと思うものがちょっと変わりました。

 話は変わりますが、去年の10月に段差でコケて足首を捻りました。結構な頻度で捻挫をしていたのでコケるのもうまくなって、湿布を貼って過ごしていたのですが、どうにもまだ足首が痛いのです。25歳になって、自分の身体が以前よりも回復力が衰えたことに気づきました。

 生まれてこの方健康優良児として中学から皆勤賞だった私が、こんなちょっとしたケガが己の回復力では賄えなくなってきたようです。割とショック😭

 で、何が言いたいかというと、病院へのハードルが恐ろしく高いということです。

 あまりにも健康に生きてきたゆえに、病院に行った記憶が眼科と予防接種しかありません。幼稚園時代に熱だして点滴打った記憶が未だにあるぐらい病院への親しみがない。病院ってどうやって行くん?(゜∀。)え、病院怖い。

 病院のイメージってこう大きなケガとか、自力じゃ治せないような病気のときに行くという謎の刷り込みがあります。健康な人なら分かるはず()

 多分、病院行ったほうがいいんでしょうけど、気合いを入れないと行こう!という気持ちになれません。病院怖すぎ😂😂😂

 そのうち本当にヤバめな症状出たらどうしましょう。ちゃんと健康診断受けた方がいいんでしょうか。うーん分からん。でもとりあえず捻挫の痛みが数ヶ月消えないのでタイミングを見て行けたらいいなと思います(絶対行かない)。

 んな個人的なことばかりブログにしても誰が興味あるねん、と思ったので、一つ、最近得たちょっとためになるかもしれない日本語教師らしい話をぶちこんでおきます😎

 昨年、前橋市の市民講座でイタリア語を勉強していました。イタリアに行ってみたい気持ちもあったのですが、一番は言語を学ぶ苦しみを思い出そうと思ったからです。教える人間が教えられる人間の気持ちを忘れたらだめだなと思い直してイタリア語を勉強しました。

 イタリア語は非常に面白くて、日本語教師として日本語の知識を多少なりとも増やしたおかげで文法の理解も結構スムーズに進みました。大学で「母語のレベルが高くないと第二言語も伸びない」と、ある先生に言われたことを実感することができました。本当にそうです。高校生のときから、英語が苦手でむしろ嫌いと言ってもいいくらい何のモチベーションもありませんでした(基礎はできるけど応用ができないタイプ)。それって結局、自分が普段使っている日本語の構造とか言語による思考が分かっていなかったことが大きな原因だったなと思いました。

 心が折れた英語の関係代名詞をイタリア語でも教えてもらったんですが、これがまあ目から鱗でした👀🐟

 日本語の動詞を使った名詞修飾(連体修飾)は名詞の前に置きますよね。

・昨日、本を買った。+ その本は面白かった。= 昨日買ったは面白かった。

・友だちと遊んだ。+ 友だちは大学で知り合った。= 大学で知り合った友だちと遊んだ。

 みたいな。例文がへたくそ。

 でもヨーロッパ系の言語はご存知の通り日本語とは違って、名詞を後ろから説明しますね。イタリア語も例に漏れず。本当に関係代名詞への拒否反応がでかくてうわーって思いつつ説明を聞いていましたが、イタリア語は基本「che」を繋ぎとして後ろに説明文をつけていきます。英語で言うところの「that」です。

 ここでみんなが思ったこと、ありますね?

 関係代名詞全部「that」じゃダメなン?案件。なんやねん「what」て、なんやねん「whom」て、なんやねん「which」て。もうね、高校生の私、ちんぷんかんぷんよ。

 で、

 で!なんですよ。

 先生が言うには、イタリア語は全部説明しないと語と語のつながりが分からなくなっちゃうから、そのために、前置詞を置いて「~のために」とか「~に」とか名詞をさらに詳しく説明するんだそうです。でも、日本語の名詞修飾はその関係性を省略しちゃうんです。名詞と修飾する語の繋がりってあんまり意識されないんですね、日本語は。

・母の日にお母さんのために料理を作ってあげた。+ 母はとても喜んだ。

 =母の日に母のために作ってあげた料理を母はとても喜んだ。

 =母の日に母作ってあげた料理を母はとても喜んだ。

 「ために」がなくても日本語は問題ないですよね。むしろない方がすっきりしていて分かりやすい。でもイタリア語はその「ために」という部分を入れてあげないと困っちゃうわけです。

 ってことは、英語も同じなんだ💡って気づきました。なんで「that」じゃダメなのって疑問にイタリア語が教えてくれたんですよ。すごない???日本語にないんだもの、そりゃ分からんて。

 対照言語学とか比較言語学って役に立つんかってずっと思ってましたが(失礼)、大いに役立ちます。すごい。

 これが、「「「学び」」」

 だからみなさん、日本人だから日本語ができると思わない方がいいです(ガチ)。日本語のことを知らないから第二言語がいつまで経っても上達しないんだと思ってみるのも新しい発見があるかもしれません。

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